着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

季節に合わせた着物を

日本には四季があります。それに合わせて年に3回の衣替えがあります。袷や単衣、絽、紗がシーズン毎に分かれていて、季節に合わせてーディネートをします。季節感を取り入れる装いは、着ている方も見ている方も楽しむことができます。

また、季節を先取りした模様を取り入れるのを粋とされていますので、着方にこだわりがある方は、そういったことを大事にしています


ですが、着物はそもそも価格が安くありません。着物の数が少ないと衣替えも難しいかと思います。季節を選ばない柄や色合いの着物や帯を選ぶことで、季節感の演出は小物に任せるというのもおすすめになります。

 

春や秋、冬に着る着物

この時期の着物は、袷になり、表裏2枚の素材の生地が合わせた着物を呼びます。 年間を通して着ることができ、流通量の多い着物でもあります。柄次第にはなりますが、一年を通して着ることができますから、汎用性が高い着物といえます。
小紋や紬は、この季節に合った生地になります。また、ポリエステル素材の安価な素材もあります。

また、冬や雪が降る地域の場合は、ウール素材がおすすめです。ウールは保温性に長けており、とても温かい素材になります。ですが、虫食いが発生しやすい素材でもありますので、保管は注意が必要になります。市販の防虫剤でも良いですし、着物専用の防虫剤を使い防虫しましょう。

 

初夏と初秋に着る着物

単衣は、一枚の生地で作られた着物になります。この着物は、夏が始まる少し前の時期や夏が終わり秋の始めの時期に着るものになります。
とはいえ、ここ数年は、残暑も厳しくそういった日などは、単衣を着ても良いとされる場合があります。

 

真夏に着る着物

真夏は何を着ても暑くありますが、着物ですと洋服とは違う涼しさを感じることができます。

夏の着物は、風通しが良いので夏の暑さをまぎらわせることができます。祭りに浴衣や甚平を楽しむ方も多くいます。
この時期に着る着物としては、絽や紗の着物がメインになります。麻素材の上布もあります。麻は通気性が良いので夏向きの素材になり、この麻素材の織物を上布と呼びます。

 

季節感を取り入れた着物のメリット

季節感を取り入れる着こなしは、着物の楽しみかたのひとつになります。季節ごとに素材を楽しみ、柄で楽しみ、着物の楽しみ方は多種多様です。
季節の移り変わりや風情、情緒は、着物を身に付けることで、魅力を最大限に感じられるのかもしれません。

着付けには欠かせない帯の結び方

帯の結び方の種類は様々です。基本となる文庫結びやお太鼓結び、振袖を着る際のふくら雀結び、アレンジできる結び方といったように様々な帯結びが存在します。

 

一重太鼓結び

基本の結び方になります。基本になりますので、これが結べるようになりますと殆どの着物を手軽に着れます。

 

二重太鼓結び

礼装の時に袋帯で締める結び方になり、お太鼓の部分を二重にします。二重にしますと見栄えがよくなりますので装いが華やかになります。

 

角だし結び

基本の文庫結びをアレンジした結び方になり、大人な印象を与えることができます。紬に合う結び方で、半幅帯を使いますと浴衣に合う形になります。

 

文庫結び

浴衣の帯結びの基本になります。まず前で結んでから、後ろに回す結び方が簡単です。大人びた着こなしを演出する結び方になります。

 

蝶結び

浴衣用に合う結び方になりますので試してみることをおすすめします。

 

男結び

角帯で結ぶ男性用の帯結びになります。代表的な結び方としては、貝の口結びがあります。

 

ふくら雀結び

振袖用の結び方になり、ふくらみが特徴で古典的な印象を持つ女性らしい結び方になります。雀が飛び立つイメージの結び方になり、特に若い女性に人気があります。

 

蝶文庫結び

同じく振袖用の結び方になり、小柄な方にお勧めで、文庫結びに蝶の羽根をアレンジすることで可愛らしい印象になります。

 

花結び

こちらも同じく振袖用の結び方になり、古典的なふくら雀を変化させた結び方になります。仕上がりとしては、まるで蝶がとまっているように見えて羽根の形が美しくあります。

着物の着方を知ると楽しさが倍増

そもそも、着物を着る機会は少ないという現状があります。

着物は持っているけれど自分で着ることができないという方も多くいます。ですが、着物の着付けができる人でも、普段から着物を着ていないと忘れてしまうことがあるかと思います。

年配の方が、自分の好きな着物を気軽に着ている姿は素敵です。一昔前ですと、祖母から母に、母から娘にと着方を教えていました。自分で着物を着ることができたら嬉しいものです。

 

着付けの基本

肌襦袢裾除けの下着を着る

タオルを使い身体のくぼみをなくし、寸胴にするための補正をします。

 

長襦袢を着る

着物の着付けを決めると言われるほど長襦袢は重要になります。襟を抜いて胸元が緩まないように整えます。

 

③着物を着る

大切なことは、着丈を決めて腰紐を使いしっかりと締めることで着丈が緩まないようにすることです。

 

④帯を結ぶ

二重太鼓や文庫結びなど結び方は色々ありますが、お太鼓結びをおすすめします。この結び方が基本になりますので、ますはここから始めましょう。

 

帯締めで帯をしっかりと

帯締めで帯を留めるので、きつく締め上げるぐらいがちょうどよくあります。

 

この流れのように、着付けというものは慣れてしまえば簡単です。繰り返し何度も練習することで上達していきます。

着方が全くわからない人や難しいと思われている人もぜひ試してみるようにしましょう。

着物の着方を覚えれば、着物を身近なものとして感じることができます。気軽に自分の好きな着物を着て、出かけることができるのはとても趣があります。結婚式やパーティーの出席なら美容院にお願いしたり、ショッピングやお茶会などは自分で着付けるという様に使い分けをして着物を楽しむようにすると着物に対する世界が広がっていきます。

TPOに合わせた着物の着方

着物はTPOに合わせて着方がたくさんあります。

 

黒留袖

留袖は、格の高い礼装になります。着物の格としては第一礼装になります。

着物の格は、紋の数でも決まります。この黒留袖は、結婚式に新郎新婦の母親が着ています。家の格式や伝統を重んじる日本ならではの着物になります。

今では、華やかさのある色留袖を着ている人が多い傾向にあります。時代によって着物の着方も変わっていきます。

 

訪問着

結婚式に親族ではない人が着たり、お茶会やパーティーなどで着られています。見る者をうっとりとさせる印象があり、また、落ち着いた雰囲気の中にも自分を主張する印象があります。また家紋において、紋の数が多くなるほどフォーマルの度合いが高まります。

 

色無地

色無地の着物は、入学式や卒業式などに母親が着る着物になります。ですが、今では、訪問着を着る人が多くいるようです。

 

カジュアルな着物

普段着の着物になり小紋と呼ばれる着物になります。友人との食事や観劇、ショッピングなどに行く時に着る着物になります。正装が必要な行事以外で、着ていくことが出来ます。江戸小紋小紋の仲間になります。普段着になりますので、初めて着物を着る人が小紋から始めたという話はよく聞きます。普段着に着物を着ている人は、今では少なくなりましが、街で見かけると素敵な印象を受けます。

着物の着方で美しく

着物姿を美しく見せるためには、着物の正しい着方を知ることから始まります。

そもそも自分で着付けができる人が少ないので、着付け教室や専門の人に教わるのがよいでしょう。その際、着付けだけでなく、着物着た際の細かい動きを教わることで品格のある姿を見せることができます。着物を着こなすためには、それ相応の細かい所作が必要になります。

 

美しいと思える基本所作

・姿勢

両腕を自然に下ろして、指先を綺麗に揃えます。

背筋を伸ばして胸を張ります。その際、直線を意識して立つことを心掛けるようにしましょう。膝裏を伸ばして脚をまっすぐにします。お腹を引きまして状態を保つようにします。

顎は少し引き気味にして、身体の中心に頭を持ってくるように意識します。視線は少し遠くを見るイメージにするとよいでしょう。

・歩き方

身体を極力揺らさず真っ直ぐに歩くようにします。お腹を引いた状態で腰から進むイメージで、腕は自然に下ろした状態にして進むようにしましょう。

・お辞儀

会釈するときは、状態を揺らさないようにしましょう。 

・立ち方

足のつま先を立て腰から浮かせるイメージで身体を揺らさないようにします。足を揃えて静かに直立の姿勢を保ちながら、裾が開かないように右手を添えて立ちましょう。

・座り方(正座)

身体を真っ直ぐにして腰を沈めるようにします。左足の親指を右足に重ねるようにして正座をします。その際、こぶし一つ分膝を開けるようにして座るようにしましょう。