着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

袷の特徴や着こなし、そして買い方のポイント

種類:袷と単衣

着物には、裏地の有りか無しでおおまかに区別することできます。それが「袷(あわせ)」と「単衣(ひとえ)」になります。透けない生地で裏地をつけ仕立てた着物のことを袷といいます。袷長着や袷羽織、袷コート、袷長襦袢(ながじゅばん)なども広い意味では袷に含まれます。

「着物」と言えば、この袷のことを指していることが多いです。もうひとつの単衣は、裏地を付けずに仕立てた着物のことになります。裏地がありませんので、その分、軽量になり通気性も良いため、涼しく着ることができます。薄い生地のため透けることを気になりますが、そういった場合には、お尻の部分に居敷当てをつけます。

袷の特徴

裏布を付けますとその分丈夫になり、裏側の縫い目と縫い代が見えなくなります。さらに布と布の間に空気層ができ、保温効果が高まり防寒性能が上がります。着物は見た目と違い、温かいと言われるのはこのためです。

男物としては、羽二重(はぶたえ)や結城紬大島紬などが一般的になり、礼装は、黒羽二重五つ紋付きになります。女物としては、さらにバリエーションが豊富になります。縮緬や綸子、綸子縮緬、お召、羽二重、黄八丈結城紬大島紬など、絣や縞といった綿織物やモスリンといった毛織物や化学繊維といったものがあります。礼装用としては、既婚には黒留袖五つ紋付、未婚には色留袖が一般的になります。

装いと着用時期

日本には四季があるため、それぞれにあわせた衣替えといった伝統があります。

着物もそれぞれの季節にあわせた装いが決まっています。最も長い期間で着れるのが袷になります。10月から正月をまたげ、5月頃までが袷の時期になります。気温や湿度が高くなる夏とその前後の時期は、単衣を着ることになります。単衣の場合も細かく分けると時期によって仕立てが変わってきます。まず、6月には、春単衣を着ます。最も暑い時期となる7月と8月には「盛夏(せいか)」と呼ばれる裏地のない着物を着ます。初秋となる9月には秋単衣を着ます。

購入のポイント

着物の買い方としては、呉服屋や百貨店、催事場で開かれる販売会・展示会などで買うのが一般的でした。最近ですと、インターネットやリサイクルショップなど様々なお店で購入することができます。もし、近くに着物に詳しい人いない場合には、百貨店の呉服売り場で相談に乗ってもらうのが無難かもしれません。