着物のサイズは？

着物のサイズの測り方

着物は重要な部位のサイズを測ることで、着物の仕立てはできます。

• 裄…手を地面と平行になるように広げて、首の後ろにある背骨から手首までの長さを測っていきます。必ず腕の付け根の部分を通過させるようにして測りましょう。
• 身丈…自分の身長を身丈とするのが基本になりますが、これはお好みですが身長より-5～+5cmの間をとることで問題ありません。
• 着丈…首の後ろにある背骨からまっすぐ下に降りてかかとまでの長さを測ります。

・購入する時のサイズの確認

特に、アンティークの着物を購入する際には、裄と身丈をよく確認するようにしましょう。

昔は今の人よりも小柄な人が多いので、全体的にサイズが小さくあります。

小紋などの街着として使うのであれば、多少裄が短いとしてもあまり気になりません。そして、身丈は自分の身長よりも-10cmだったとしても、ギリギリ着用することが可能になります。

袖幅や袖丈が自分の長襦袢と同じ寸法になりますと、袖の振りから長襦袢が見えませんので、きれいな着こなしになります。

着物のサイズは買取に影響するのか

着物買取になりますと、生地の素材や柄の人気とともにサイズが重視されており、極端に小さいサイズの着物ですと、はぎれ扱いになってしまうこともあります。

着物は洋服と違いジャストサイズではなくても、きれいに着ることができます。

ただ、小さすぎるものになりますと、おはしょりが取れなかったり、衽（おくみ）が隠れなかったりしますので着ることができません。

極端に小さいものですと生地の長さが足りずに、仕立て直しをすることができないので買取価格に大きく影響します。

逆に大きい着物ですと、余った部分をきれいに収めるように着付けをすることができますし、仕立て直しも可能なので、大きい着物の方が価格が高くなることが多くあります。