着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

上布の着物買取はいったいいくらに?相場は?高価買取してくれるのはどこ?

上布は麻の織りでできた着物になり、さらりと軽く着心地が良いので、夏に最適な着物になります。

上布とは

上布とは、上等の布という意味になります。上質の糸を産地独特の技法で織り、薄手で軽い麻の着物になります。

高度な技術と手間がかかるためとても高価になりますが、カジュアルな着物になりますので、名古屋帯と合わせることで幅広く活躍する夏の着物です。

特に有名なのが、越後上布宮古上布、八重山上布になります。

越後上布は、新潟県南魚沼市小千谷市を中心に生産されており、重要無形文化財に指定されている平織の麻織物になります。歴史はとても古く、江戸時代には、幕府へ上納されており、夏の着物として着られていました。

雪の上にさらし、漂白するという雪国ならではの技法を取り入れおり大変手間の掛かる織物です。軽く着心地が良く通気性に優れ最高級の夏の着物とされています。

宮古上布は、苧麻(ちょま)と呼ばれるイラクサ科の繊維を糸にした織物になり15世紀頃から織られ、重要無形文化財の指定を受けています。

丈夫にするために一反分の糸をつくるのに3ヶ月以上の手間をかけます。さらに織りあがったものを砧(きぬた)打ちという木づちで布がなめらかになるまで、まんべんなく叩きそれを繰り返すことで生地に光沢がでてきます。風通しがよく軽やかで涼しいため着心地が良いと評判です。

八重山上布の正確な起源は不明になりますが、苧麻(からむし)を原料とする白地を基調とした丈夫な織物になります。
日差しにさらすことで深みのある色を出し、その後、海水にさらすことによって文様は鮮やかになります。地色は白くさらされ色止めをします。通気性に富み着心地が良いのが特徴となります。

上布の買取をしてくれるのはどこ?

・インターネットで申し込める着物買取専門店

インターネットで申し込める着物買取の専門店は、無料で、着物に精通した査定員が査定します。出張買取か宅配買取かで選ぶことができ、どちらも無料なので安心です。

生産量が少なく希少価値がありますので夏の憧れの着物とされ、もともと高値が付きやすくあります。着物買取の専門店なら満足のいく価格をつけてくれること傾向にありますので、おすすめになります。

上布の買取相場

・高価買取の条件

越後上布宮古上布などの高級品や有名作家のものになりますと、当然ながら高価買取になります。また、重要なのが、保管状況による上布の品質状況になります。

汗ジミを長期間にわたって放置しておきますと落ちなくなり、白地の上布の場合は、色を染め変えないとシミが目立ってしまいます。大切にしていても、すれた部分が白っぽく色あせたり、保管状況によってはカビがついてしまう場合がありますので、希少価値のある上布の価値がかなり下がってしまいます。

・実際の上布の買取価格は3,000円~300,000円以上

上布は、快適に着られ人気がありますので、着物好きにとっては憧れの薄物とされています。

手間と時間がかかり、そのうえ、高度な技術が必要なことから生産数が激減しています。サイズの大きいものや未使用のもの使用回数の少ないものはとても人気があります。

中でも重要無形文化財に指定されている越後上布宮古上布は、証紙があると驚きの査定額になるかと思われます。

一般的な上布は保存の状態にもよりますが3,000円から10,000円の間になります。