着物の着方を知ると楽しさが倍増
そもそも、着物を着る機会は少ないという現状があります。
着物は持っているけれど自分で着ることができないという方も多くいます。ですが、着物の着付けができる人でも、普段から着物を着ていないと忘れてしまうことがあるかと思います。
年配の方が、自分の好きな着物を気軽に着ている姿は素敵です。一昔前ですと、祖母から母に、母から娘にと着方を教えていました。自分で着物を着ることができたら嬉しいものです。
着付けの基本
①肌襦袢と裾除けの下着を着る
タオルを使い身体のくぼみをなくし、寸胴にするための補正をします。
②長襦袢を着る
着物の着付けを決めると言われるほど長襦袢は重要になります。襟を抜いて胸元が緩まないように整えます。
③着物を着る
大切なことは、着丈を決めて腰紐を使いしっかりと締めることで着丈が緩まないようにすることです。
④帯を結ぶ
二重太鼓や文庫結びなど結び方は色々ありますが、お太鼓結びをおすすめします。この結び方が基本になりますので、ますはここから始めましょう。
⑤帯締めで帯をしっかりと
帯締めで帯を留めるので、きつく締め上げるぐらいがちょうどよくあります。
この流れのように、着付けというものは慣れてしまえば簡単です。繰り返し何度も練習することで上達していきます。
着方が全くわからない人や難しいと思われている人もぜひ試してみるようにしましょう。
着物の着方を覚えれば、着物を身近なものとして感じることができます。気軽に自分の好きな着物を着て、出かけることができるのはとても趣があります。結婚式やパーティーの出席なら美容院にお願いしたり、ショッピングやお茶会などは自分で着付けるという様に使い分けをして着物を楽しむようにすると着物に対する世界が広がっていきます。