着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

着物の各部の名称は?

着物は、前身頃や衽(おくみ)、後身頃、衿(えり)、袖といった部位を縫い合わせて仕立て上げており、それぞれの部位の箇所を指す名前が細かく決まっています。

 

一番重要な部位

  • 裄(ゆき)…後ろの衿の付け根の背縫いから袖口までの長さ。
  • 身丈…背縫いの長さ。
  • 着丈長襦袢や男性用の着物など、おはしょり無しで着る着物の長さ。

前、後身頃や衽の部位

  • 前身頃…前の脇の縫い目(脇縫い)から衽までの部分。前身頃の裾の部分の幅は前幅という。
  • 衽(おくみ)…前身頃についている重なる部分の布。衽の裾の部分の幅は衽幅という。
  • 衽丈…剣先から裾までの長さ。
  • 衽下り…前身頃の長さ(身丈)から衽丈を引いた長さ。
  • 合褄幅(あいづまはば)…衿の縫い付けからすぐ下の衽の幅。衽幅より少し短い。
  • 剣先(衽先)…前身頃、衽、衿の縫い目が集まる点の部分。
  • 衿下…衽の衿先の縫い付け位置から裾までのこと
  • 褄先(つまさき)…衿下と裾の角のこと。
  • 身八つ口(みやつくち)…女性用の着物に限り、身頃と袖の縫い合わせの下の身頃側にある開いた部分。
  • 後身頃…後ろの脇縫いから中心の縫い目までの部分。後身頃の幅は後幅という。
  • 背縫い…左右の後身頃をつなぎ合わせた中心の縫い目。
  • 肩幅…袖の縫い付け位置から背縫いまでの長さ。
  • 衿肩あき…衿を付けるために裁った衿ぐりのこと。
  • 繰越し…衿肩あきの衿ぐりの深さのこと。
  • 肩山…身頃と袖を縫いつなげている肩の部分。

◆衿

  • …首回りの細長い布のこと。幅は衿幅。
  • 掛け衿…衿の中心から生地が重なっている部分。
  • 地衿…掛衿より下の部分。
  • 衿先…地衿の一番下の部分。

◆袖

  • 袖丈…袖の長さ。
  • 袖口…袖の手首が出る部分。
  • 袖幅…袖の幅。
  • 振り…袖が身頃と縫いつながっていない開いた部分。
  • 袖付…袖が身頃と縫い付けてある部分の長さ。

◆裏地

  • 胴裏…袷の着物の裏地にあたる背中や胸周りにくる白い布。
  • 裾回し…袷の着物の裏地で腰から下の裾のまわりにある布で、八掛(はっかけ)の部分。
  • 居敷当て(いしきあて)…単衣の着物につけるお尻の部分を補強する布のこと。