着物のオークションは実際どうなのか、買取店に売る場合とどっちがいい?
いらなくなった着物を売る時に、ヤフーなどのオークションサイトで売るという方もいますが、ネットオークションで着物を高値で売ることができるのでしょうか?そして、着物買取のお店に売るのと比べるどちらがお得なのでしょうか。
着物をネットオークションで売ることのメリットやデメリットを紹介します。
ネットのオークションで着物を売る場合の手順や同じようにネットを利用した着物買取店との違いも併せて紹介します。
ネットオークションの実際の流れ
ネットオークションに出品する場合の流れは、
- ネットオークション開催サイトに会員登録をする。
- 商品の写真を撮る。
- 着物の採寸をする。
- ネットオークションサイトで、必要事項の記載をする。
- 落札してくれる人が現れるのを待つ。
- 商品が落札されたら、入金を確認後に商品を梱包し発送する。
着物が売れ残らないようにするには、商品に対する情報量を多く記載する必要があります。ですが、掲載できる写真の枚数に制限がありますので、写真を載せる場合は、売れるためにも写真の加工が必要になります。
オークションのメリットとデメリット
インターネットを使って、着物を売れるので、とても便利なサービスです。自分自身で販売できますので、売れたら売り上げは全て自分のものになります。ですが、本当のところはどうなんでしょう。
インターネットオークションの最大手であるヤフオクを例に、メリットとデメリットを紹介します。
・メリット
メリットは、売りたい価格で出品ができますので、落札者さえいれば、思い通りの金額で着物を売ることができます。
・デメリット
デメリットは、登録や落札の際に利用料がかかることになります。
ヤフーオークションに参加するにはプレミアム会員登録が必要となり、月会費として498円かかります。
出品自体は無料ですが、落札システム利用料という名目で、落札した金額の約10%(※落札金額によって変動)が必要になってきます。
高く売れたとしてもその落札金額の約10%がかかりますので、落札金額が高くなればなるほど、利用料として引かれる金額も大きくなるのです。
そのほかにも、出品を目立たせるためのオプションがありますが当然料金が発生しますし、最低落札金額の設定などのオプションもやはり料金が必要となります。
落札してもらうためには、写真撮影と採寸が必須になります。
特に写真は重要となり、きれいな写真が撮れないとなかなか落札者が現れません。
写真を撮影するためには、デジタルカメラのカメラ知識や撮影スペースが必要となってきます。そして着物のことを知っていないと採寸も難しいですし、間違った寸法を記載をしてしまいますと、後から苦情がくることがあるかもしれません。
インターネットの着物買取店との比較
ネットオークションと同じようにネットを利用した着物を売る方法として、着物買取の専門店に出すという方法があります。
・着物買取店利用の流れ
着物買取店を利用する流れは、
- サイトから無料査定の申し込みをする。
- 宅配買取の場合は、宅配キットが届きますので、必要書類と着物を梱包して発送するようにします。出張買取の場合は、担当者が直接自宅に来て、着物を査定してくれます。
- 査定金額に納得できれば、そのまま買い取りが完了します。
大まかな流れになりますが、この3ステップで買い取りが終了します。
最初の問い合わせの時点で、買い取りが可能な着物を事前に確認しておくことで、全てを買い取ってもらうことが可能となります。
利用する着物買取の専門店にもよりますが、キズなどの傷みや汚れのあるものも買い取ってくれます。そして着物に合わせる小物類も一緒に買い取ってくれます。
着物買取店を利用する場合は、最初の問い合わせをすることで、あとは適正価格で買い取ってもらえるのが魅力であり簡単です。宅配の送料や出張費は無料ですので、サービスにかかる料金の負担をすることがありません。
・着物買取店とネットオークションの比較
ネットオークションでは、手間や時間が多くかかる上に、適正価格で落札してもらえない場合があったり、落札システム利用料などの手数料が引かれてしまいます。
しかし、着物買取店では簡単3ステップで着物を売ることができ、着物に関する知識がなかったとしても着物の専門家が丁寧に査定をしてくれます。そして状態によっては高額買取が期待できます。複数枚の着物も1回の手続きで全てを買い取ってもらうことができます。