着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

麻の着物買取はいったいいくらに?相場は?高価買取してくれるのはどこ?

麻の着物は夏の着物とされ、盛夏に涼しげに着こなす姿はとてもお洒落に見えます。物によってはかなり高価な麻の着物です。

麻の着物について

麻の着物は、植物の麻からつくられた夏限定の着物とされおり、裏地を付けないで着ています。麻を織ってつくりますが、普段着として着られますのでとても便利です。

麻の中でも最高級の織物は、上等の布という意味で上布と呼ばれています。

長い歴史あり全てを手作業で行う会津上布や越後上布、近江上布、能登上布、宮古上布、八重山上布など有名な日本の伝統文化です。

メリットは、なんといっても通気性が良く丈夫なところになります。

夏は汗をたくさんかきますので、自宅にて手軽に洗濯ができる麻の着物はとても重宝され、盛夏には数ある着物の中で涼しく着られるのは魅力的です。

一方デメリットは、シワになりやすいことです。

また、着物には格というルールがあります。外出着としてあらゆる場所に着用できますし、買うときの値段は高いのですが、普段着用の着物とされていますのでフォーマルな場にふさわしくないとされています。

麻の着物の買取をしてくれるのは?

着る機会がなかったり、いただいたけどサイズが合わなかったりとで、麻の着物を売るとしたら、どこに売るのがよいのか紹介します?

・インターネットで申し込める着物買取専門店

インターネットには、着物の買取専門店のホームページがあります。

着物の専門家が経験と知識をもとに売れる着物を見極めて買取額を付けますので、他で売るよりも一番高く買い取ってくれます。

着物の知識が豊富にありますので、良くわからない着物がある場合には、その着物の持つ価値について詳しく紹介してもらえることがあります。着物の知識がなかったとしても買取額の理由を説明してくれますので安心できます。

麻の着物の買取相場

・着物のサイズで価格が変わる

どんなに価値があったとしても、すばらしい着物であったとしてもサイズが合わないようであれば売れません。そうなりますと、あまりにも小さい着物になると買い手が付かないことが予想されて、残念ながら値が付かないことがあります。

・保管状態が値を決める

着物は、当然ですが洋服のようにハンガーに掛けておくわけにはいきません。たとう紙に入れて大切にしまっていてもカビが発生してしまうことがあります。また、シミや変色、色落ちなどありますと残念ながら売れないこともあります。よほど珍しい着物でない限りは、保管状態が良い着物が買取対象となってきます。

・証紙は価値を証明

どのような着物か産地や種類を証明する用紙のことになり、その着物の価値を表すものです。やはり証紙がありますと高く評価されます。もちろん、証紙がなかったとしても査定員は着物の価値を判断できますが、その着物を買われる方は、証紙があることによって着物の価値を知ることができるわけです。

・実際の麻の買取価格は数百円から十万円以上になることも

麻の着物は残念ながら正絹の着物ほどは値が付きません。理由としましては、改まった場所には着ていけませんので買われるお客さんが少ないからになります。

一般的に麻の着物の場合は、数百円から高くても数千円で買取がされますが、麻の着物の中で伝統工芸品と言われる上布の場合ですと、高値で取引されることがあります。

とくに、アンティークの上布で、保存状態が良くサイズの大きい場合には10万円以上となることもあります。きれいな状態で残っている昔の着物は希少価値がありますので、手に入れたくてたまらない着物になります。

実際の麻の着物の買取例

宮古上布(新里玲子 作)が120,000円

越後上布重要無形文化財 桑原功作)が100,000円

八重山上布(高志津子 作)が50,000円

 

こういった高級品ではなく、普段着用の麻着物になりますと、高くても数千円と言われています。人気の柄だと想像以上に高い場合もありますので、必ず専門家に査定してもらいましょう。