着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

更紗の着物買取はいったいいくらに?相場は?高価買取してくれるのはどこ?

更紗は、人物、鳥獣、植物などの模様を手描きや型で染めたものになり、生地は主に正絹と木綿です。

更紗とは

インドから伝わったものになり、木綿や正絹の生地に人物や鳥獣、植物、幾何学などさまざまな模様をたくさんの色を使って手描きや型染めにした布になります。

更紗が日本に伝わったのは室町時代になります。木綿のみだった更紗が正絹にも染められるようになったのは大正時代末期頃になってからです。地域ごとに特徴のある更紗が生み出されていきました。代表的なのをいいますと、江戸更紗や京更紗、堺更紗、天草更紗、長崎更紗、出雲更紗などになります。

江戸更紗は、木綿の栽培が始まった江戸時代末期に作られるようになりました。型染めですので大量生産が可能になり裕福な町人の間で大流行しました。異国情緒を漂わせる柄は、江戸の硬水で作ることで渋味を深めていきました。30枚から300枚の型紙を使用して繊細に描かれる江戸更紗は、高度な技術が必要とされています。

京更紗は、江戸更紗と対称的に軟水で染めることで、鮮やかに仕上がります。型紙を使って染色され、模様の中に洗練された和を感じさせるのが特徴となります。

更紗は、エキゾチックな柄が特徴でカジュアルなお洒落着に分類されます。ですので、結婚式の披露宴や卒業式には相応しくないとされています。

華やかな色と独特な柄は、決して若い方だけの着物ではなく帯との調和で年配の方も着こなすことができますので、長く着れるのも更紗の魅力になります。

更紗の買取をしてくれるのはどこ?

・インターネットで申し込める着物買取専門店

インターネットの着物買取の専門店は、ホームページから無料査定を申込むことでできます。

自宅に着物の査定員が来て査定してくれますので、わざわざ重い着物を運ぶ手間もありません。仕事などで都合の合わない場合には宅配査定もお願いできます。更紗の見極めには専門の知識が必要となります。

着物買取専門店は、着物の知識のある査定員が経験に基づいて査定してくれるので安心してお願いすることができます。

古い更紗や変わり柄の更紗を持っている場合には、価値のわかる査定員に査定してもらうことで、高値で買い取ってもらえることが多くあります。

更紗の買取相場

・保管状況で価格が大幅に下がる

木綿で作られている更紗は、やわらかく肌触りが良いのですが、水洗いによって縮んだり汗を吸収するので汗ジミが残らないようにお手入れする必要があります。保管の仕方によっては虫食いとなりやすいので、伝統工芸品だとしても手入れや保管の仕方によっては、買取価格が大幅に下がってしまいます。

・実際の更紗の買取価格は500円~70,000円以上

たくさんの色と柄を使う型染めは、確かな技術と手間がかかりますので、高額になります。同じ作家の作品でも使う色の数によって価格が変わってきます。

江戸時代は、贅沢禁止令によって派手に見えないが高級感のある柄染めが発達しました。粋で上品な柄は、手間がかかり高度な江戸更紗の文化を生みました。年代物が高額に取引され、サイズが小さいものだとしても文化財としての価値があります。

無名の更紗は保存の状態にもよりますが、買取価格が500円~5,000円以上になります。