着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

訪問着の着物買取はいったいいくらに?相場は?高価買取してくれるのはどこ?

あらたまった場所で正装として利用されるのが訪問着になります。

様々な場所で利用できる着物ではありますが、着る機会が減ってきますと、たんすの奥にしまっているだけになってしまいます。そうなりますと、もったいないとのことで売りたいという方が多くなっています。

訪問着とは

結婚式やパーティーなど、華やかな席や式事で必ず目にするのが訪問着になります。「訪問着」とは、西洋の「ヴィジティングドレス」を訳した言葉になります。明治時代のころに、今の三越が命名して発売したことをきっかけに、女性の社交着として日本中に広まった歴史があります。

今では、準礼装の着物として、結婚式や学校行事などの晴れやかな式典、パーティーなどで着られています。

縫い目で柄が途切れず、肩から袖、裾が一続きになる「絵羽模様(えばもよう)」という絵付けになり、着物を広げると、まるで一枚の大きな絵画のように見えるのが特徴になります。

訪問着特有の華やかさを持ちながら、様々な式事に対応することができ、既婚女性なら一枚は持っておきたい着物と言われてます。着物を愛している方ならすでに何枚も持っているそうです。

なお、似た着物として付け下げがあります。ですが、付け下げは、訪問着のように一枚の絵画に見えるような柄付けはされておりません。一つ一つの柄がすべて上に向くように染めてあるのが特徴になります。

・訪問着の生地

訪問着の素材としては、縮緬(ちりめん)や綸子(りんず)といった高級感のある絹織物がほとんどになります。

夏場の訪問着は、絽(ろ)や紗(しゃ)といった透け感のある生地を使いまして、縮緬や綸子の訪問着といった裏地をつけない、単衣(ひとえ)仕立てになっています。

この他にも、紬(つむぎ)の訪問着というのがありますが、これは、戦後、呉服屋さんの販路拡大のために作られたものになります。カジュアルな紬にフォーマルな柄付けをした、いわばお洒落着に相当する着物になりますので、礼装として用いることはできません。

訪問着の買取をしてくれるのはどこ?

リサイクルショップや質屋・古着屋など、訪問着を引き取ってくれる場所はたくさんあると思います。ですが、その中には訪問着の価値が分からずに、相場よりも低い値段をつけてしまうお店が多数あります。

そもそも訪問着は価値の高いものが多いです。特に人気の作家ものになりますと、かなりの高価がつくことがあります。ですから、買い取ってもらうときには、着物の価値がわかる専門店に任せると安心です。

訪問着の買取相場

訪問着の買取相場はいくらになるのでしょうか?

・買取業者に相場を問い合わせ

着物買取の業者に訪問着の買取相場を聞いたところ、「買取価格は決まっていないので、物を見てみないと決めることは出来ません」との回答でした。

そして、「訪問着の買取は、値段が付かないこともあるし、それこそ何十万になることもあります」と教えてもらいました。

たとえば、人気作家でもある加賀友禅で有名な初代・由水十久の訪問着になりますと、中古品でも何十万~何百万の価格で売買されます。逆に値段がつかなそうなのが、ポリエステルなど化繊の訪問着になります。

また、仕立て直しの難しい丈や裄(ゆき)の短い訪問着も、買取価格は低くなる可能性があります。

いずれの場合でも、実際に着物を見てみないと買取価格が分かりませんので、一度、買取業者に査定してもらいましょう
当然ですが、査定してもらうときには、訪問着ならここを見ろ!的に詳しい、専門業者に見てもらうのが大切になります。

・古典柄で状態の良い訪問着は数万円の高値

普通の訪問着は、だいたいですが、4~9万円程度で販売されている場合が多いようです。この価格帯で販売される訪問着は、あまり使用感がなく、オーソドックスな古典柄であるものがほとんどになります。あらゆる時代や年齢層に対応できる古典柄は、一定の需要があります。ですから、比較的高い値が付けられるわけです。

そして、大手の呉服屋さんでセット販売されているような訪問着も、状態のいいものでしたら、この価格帯に入ります。

・人気の柄でないものは数千円~

数千円~3万円くらいの価格帯で販売されている訪問着になりますと、その理由は様々です。傷やシミがある場合はもちろんですが、使用感が強いもの、柄が個性的すぎたり時代を感じさせたりするもの、若年層向けや高齢層向けの対象年齢が偏っているものは、この価格帯に入ります。

需要と供給ですが、たとえその着物の状態に問題がなくても、そもそも需要がなければ、低い値が付けられてしまうわけです。

訪問着を高く買い取ってもらえるのはどこ?

訪問着の買取には様々な基準があります。

おおまかな相場として、人間国宝品・作家物・伝統工芸品が数万~数十万、普通の訪問着が数千円~数万円と言われています。

しかし、実際の買取金額になりますと、着物の状態や需要などによって異なります。それは、やはり、プロの目で査定してもらわないと分からないのが現状です。

具体的な買取価格が知りたい場合は、無料査定を行ってくれる着物買取業者に問い合わせをして、査定額を出してもらいましょう

着物買取専門店になりますと、無銘の訪問着が一点だけだとしても無料でプロの査定員に査定してもらえます。