着物買取に必要な情報は!

着物を売りたいと思ったときに必要な情報を更新していきます。

沖縄の着物や小物は独特の装いが

小物類は、着物を引き立たせる重要なアイテムです。しかし沖縄小物について知らない人も多いと思います。そもそも全国には友禅や小紋、紬といった有名な着物がたくさんあります。沖縄にも琉球ならではの着物がたくさん存在します。独特の発展を遂げ琉球着物には欠かすことのできない小物について紹介します。

沖縄小物は独特の美しい模様や色使い

沖縄小物にも、当然、帯締めや羽織紐、袋物があります。最近では、琉球着物は人間国宝が存在しますし国指定の重要文化財になり、観光業の一端としての位置づけされています。一般的な沖縄小物類以外にもバッグや財布、名刺入れ、ハンカチなど様々な沖縄小物が生まれました。インテリア製品やネクタイまで存在します。これらは着物と同じ布地で制作されています。琉球地方独特の美しい模様や色使いが特徴になります。

 

沖縄特産の織物を使った小物を紹介

紅型

紅型の起源は13世紀頃といわれています。その紅型の小物には、帯留帯締め、ぞうり留め、はなお草履、きんちゃく袋があります。琉球特有の神秘的で美しい染物らしく、鮮やかな黄色や青で、大胆な模様が着物の紅型と同じく反映されています。

 

芭蕉布

芭蕉から繊維を取り出し、素材や染料といったすべて自然の素材から作られています。100年以上の歴史があり、芭蕉布は国の重要無形文化財に指定されています。その芭蕉布の小物としては、財布や籠巾着があります。生成りの優しい光沢のある色合いとさらりと張りのある生地が芭蕉布の特徴になります。

 

与那国織り

植物染料と植物繊維素材を用いた先染めの織物である与那国織りは、巾着やバッグがあります。与那国織りは、縦糸と横糸の組み合わせにて模様を生みだしますので、素朴な美を感じます。

 

宮古上布

宮古島で生産される麻織物になり、約400年の古い歴史を持ちます。宮古上布の小物は、飾紐付き小物入れや財布などがあります。苧麻を原料糸に使用している宮古上布の着物と同じで統一感のある模様が美しい逸品になります。

 

八重山上布

原料としては、植物性の苧麻の繊維を使って織られている麻織物になります。琉球王府の監視のもと御用布として精巧な織物を完成させたのが八重山上布になります。着物と同じ素材を用いた小物として扇子があります。夏に合う涼しげな色合いと雰囲気が八重山上布の特徴になります。

 

琉球

600種あまりの多彩な図柄と、爽やかで清涼感のある幾何学模様が琉球絣の大きな特徴になります。小物には帯締めや札入れ、財布があります。鮮やか色で発色の良い黄や赤色の帯締めや、独特の模様の財布は目を引きます。

 

琉球絣についてもっと詳しく紹介しています。

琉球絣は独創的な絣の模様が特徴 | 着物買取の教科書

着物に合うヘアスタイルは?

シニヨン

着物の着方と同じくらい大事になるのが髪型になります。どんなに素敵な着物を着たとしても髪型が決まっていなければ全体としてのイメージがよくありません。着物に合う髪型として、シニヨンと呼ばれる正統派なものがあります。シニヨンとは、髷を作ってまとめたヘアスタイルになります。シニヨンをどこに作るかで随分感じが変わってきます。

 

シニヨンという名前を耳にすることがないかもしれませんが、実物を実際に見ますと見慣れている髪型かと思われます。もちろん、着物に合わせなくても、上手にアレンジすることで洋服にも似合います。 また髪の長さがある程度あれば、セットが楽なので人気があります。

髪型のアレンジを変えることで、シニヨンは様々な衣装に合わせることができます。披露宴や様々なお祝いの会などに出席する場合の髪型は、品の良さが求められてきます。 品の良さをだしたいときには、シニヨンが一番適した髪型といえるでしょう。

夜会巻き

この夜会巻きは、髪の流れを麗しく見せる人気の髪型になります。横から後ろ髪全体を巻き上げていきます。この髪型は男性にも人気があります。古典柄の着物からモダンな着物まで幅広く合わせることが可能になります。

 

ダウンヘア

ダウンヘアは、髪をその状態で伸ばした髪型になります。振袖や袴に合う髪型になり、初々しくうつり素敵です。髪飾りなどを使って髪型のアレンジをすることができます。

 

まとめ

着物に似合う髪型は様々です。その中でシニヨンは、知的で大人びた印象になりますので、落ち着きを感じることができます。耳より下の位置で作り、そこにかんざしを飾ることで魅力的に見せることができます。

着付師になるための方法は?

着付師になるためには、まずは着付け教室に通うとよいでしょう。

初心者向けのコースで基礎を学び、そこから着物教室のお仕事をもらえることもあります。 また、着付けにも華道や茶道と同じように流派があります。

着付師の役割として、日本の伝統を伝えることがあります。着付師になるには、着物に関する様々な知識が求められますし、普段の生活に欠かせない礼儀や姿勢の正しさなど、着物が映えるような生活を日頃から心がけていなければなりません。常に見られているという意識を持つことで、自然に身に付けることができます。

着付師の仕事は、お祝い事でとくに活躍します。例えば結婚式や成人式になります。

着付師が結婚式の着付けを行うときには、早朝から夜遅くまで会場にいます。週末や休日に結婚式が催されますので、平日よりも週末に仕事がある場合が多くあります。また、結婚式の多い季節になりますと一日に何軒も着付けがあります。例え、たくさんの人に着付けをする場合だとしても、着る人にとって人生に一度の大切なイベントになりますので、当然手を抜くわけにはいきません。さらに、お客様の着付けだけでなく、TPOやマナーの知識があれば指導することもできます。

最近ですと、日常で和装を着る人が増えてきました。着物の着付けを自分でできるようになるのは、着付師の活躍があってこそになります。着物文化を大切にすることや更に次の世代に伝えることも重要であり貴重なことです。

古い着物を処分するにはどうすれば?

古い着物や帯が、今の自分の好みに合わなかった場合や古すぎて穴やシワ、カビが発生していて着ることができない場合など、どのように処分するのが一番良いのでしょうか?

ゴミに出すだけではなく、古い着物だとしても買い取ってもらえる場合があります。

①ゴミに出す

売ったとしても値段がつきそうもない汚れの場合、そもそもゴミに出してしまう方も多いかと思います。着物買取専門店は、値段がほぼつかないようなものだとしても引き取ってくれる場合があります。

 最後の手段ですが、ゴミに出すときは、自治体によって捨て方が決められています。

ですが、古くて価値がなさそうな着物だとしても思わぬ高値になることがありますので、ただ捨ててしまうよりも、専門店の無料査定を受けることをおすすめします。

②専門店やオークションで売る

着物を処分する方法としては、着物の専門買取店やリサイクルショップに売る方法とフリマやオークションといった自分で直接売る方法が考えられます。

 

着物の専門買取店リサイクルショップで売る場合

着物を買い取っているお店は、価値があり、まだまだ着ることが可能な着物を買い取り、自社で着れる状態にして中古の着物として販売します。ですので、格の高いものや人気の柄と思われるもの、珍しい着物になりますと高価買取が期待できるかと思います。

また、様々なものを扱っているリサイクルショップも着物を扱っているお店は多々あります。ですが、そういったリサイクルショップよりも、着物買取専門店の方が、着物の鑑定に精通した査定員が査定しますのでおすすめになります。リサイクルショップでは値段がつかない場合でも、着物買取の専門店ですと思わなかった値段にて買い取ってもらえるというケースもあります。

買取の手続きとしては、自宅へ査定員が出張する場合と宅配で着物を送くる場合にわかれ、査定結果に納得できればその場で着物を買い取ってもらえます。いずれの場合も簡単な手続きで、すべて無料で査定をしてもらえます。

こういった専門買取店は、多少古い着物もまとめて買い取ってくれますので、そこに小物類も合わせて、たくさんの種類を一緒に査定してもらいますと、多少のプラスをしてもらえる傾向があります。

着物買取でこれを知らないと数万円の差が!! | 着物買取の教科書

 

・オークションやフリーマーケット

ヤフーといったオークションサイトやフリマなどで、着物を売る方法があります。人気の柄ですと思ったよりも高く売れる場合があります。ですが、すべて自分で設定して対応するのが面倒なのと着物の価値をわかってもらえない可能性がありますので、それがデメリットになります。

オークションに出す際は、着物の状態がよく分かるような写真を撮り、目立つ汚れがある場合は、その箇所をアップで撮影します。相手に納得した状態で入札をしてもらうようにしましょう。

③リメイク

最近ですと受け継いだ着物をリメイクする人が多くいるようです。着物は着なくても手元に残しておきたい場合や思い出の着物を違う形で楽しみたい人に人気があります。

スカートやワンピースといった洋服にしたり振袖をウエディングドレスに変える人もいます。日傘やバッグなどにリメイクしてくれるお店もあります。または、小物としてヘアアクセサリーやポーチを自分で作られる人もいます。

リメイクする技術や費用がかかるのがデメリットになりますが、ずっと手元に置いておきたい場合にはおすすめになります。

まとめ

昔の着物は、今よりも生地に厚みがありますし、縫製も丁寧で丈夫です。

普通は、中古の着物よりも新品のほうが状態が良いので、高く売れますが、古いものの中には思ってもいない価値の着物がまぎれ込んでいる場合があります。

着物の状態はもちろんですが、その着物の人気や素人目にはわからない部分が高値に繋がることがあるので、古いから処分というのではなく、一度、専門店での無料査定を頼んでみることをおすすめします。

染めと織りの帯ってどう違う?格の違い編

染め帯と織り帯の格の違い

着物とは逆で帯は、織りの方が格が高いとされています。「染め着物には織りの帯」「織り着物には染めの帯」を合わせることで、生地の質感の違いが着物と帯のバランスが上手くまとまり、また格を揃えます。

織りの帯の多くは、金糸や銀糸がふんだんに使われているので豪華になり、染めの着物に織りの帯をすることで格の高さを強調することができます。

その逆で、金糸や銀糸が使われていない帯や少ない帯の場合は、小紋といった織り着物に合わせることができます。

染めの帯になりますとややカジュアルになりますので、織り着物に合わせるとよいでしょう。金糸や銀糸が使われていたり、吉祥模様といった豪華な模様の場合は、染め着物に合わせるとよいでしょう。

染め着物と織り着物の違い

染め着物と織り着物の違いとしては、染め着物は白生地を後から染めることで、格が高くフォーマルな着物になります。織り着物は糸を染めたあと織り上げるカジュアルな着物になります。

帯はその逆になり、織りの帯がフォーマルで、染めの帯がカジュアルになります。

着物の着る時には、このルールを守りながら合わせるのがよいですが、その土地柄や地方によって考え方が違うことがあります。

「織り着物だとしても絵羽付けならフォーマル」とする方もいますが、初めて行く場所や集まりは、一般的なルールに合わせたコーディネートが無難でしょう。